「鳴き砂」ってありますよね^ ^
砂浜を踏みしめると、
キュッキュッと少し甲高い音がするアレです。
北は北海道から南は沖縄まで、
日本には現在30カ所余りの鳴き砂の浜が確認されているそうです(゚∀゚)
今回は地元島根県の西部、
大田市仁摩町馬路(おおだしにまちょうまじ)にある
琴ヶ浜(ことがはま)に行って来ました〜♪
島根・琴ヶ浜へのアクセス
こんにちは(^∇^)nobu☆です!
日本海、水平線、波の音、昭和レトロな街並み…。
心の洗濯にピッタリな琴ヶ浜へ。一緒にレッツゴー!
先ず琴ヶ浜へのアクセスなのですが、
電車で行く場合、最寄りはJR山陰本線の馬路(まじ)駅^ ^
停まる列車がとても少ないので事前に時刻表は要チェックですね。
2018年(平成30年)のデータでは、一日の平均乗降者数は11人。
自動券売機も無い、もちろん駅員さんもいない小さな駅です。
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車で行くなら国道9号線。馬路辺りに差し掛かると「琴ヶ浜海水浴場」の看板アリ。
そこから車一台程度が通れる細いアスファルトの道を下って行くこと5分程。
琴ヶ浜に隣接して、最大19台は停められそうな無料駐車場があります。
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昭和レトロな街並み 馬路 (まじ)
さて山陰本線の列車に乗って馬路までやって来たnobu☆。
駅のホームに立つと…。
おぉ、遠くの方から微かに
「ザーザー」
打ち寄せる音が聞こえて来るではないですか!?
駅のホームからは馬路の集落越しに日本海も。
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駅からの小路を緩やかに下って行くと、
徒歩2分くらいで、馬路の集落の中に入ります。
実はnobu☆、20年程前ここにやって来たことがあります。
集落を歩いてると不意にご年配のご婦人から声をかけられました。
「あぁ、◯◯さんとこのマサ君じゃないか。
帰って来とったんか」
みたいに。もちろん人違いなのですが、
どうやらそのマサ君にnobu☆は似ていたらしく。
以前、四国を旅していた時にも同じようなことがあり、
ボクの顔ってよくある感じの顔なのだなぁと思ったものです。
「あの時のおばさんは今もいらっしゃるんだろうか」
そんな事を思いつつ。
今、再び馬路の集落に入ってみると…。
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散髪屋さんの前には止まったままのあのクルクル回る看板?があり、
空いているのでしょうか、若干の食品が置いてある小さな商店があり。
20年前のまま?
黒い瓦を乗せた昭和レトロ感のある静かな街並みが佇んでいます。
やがて郵便局と小川が見え、
その小川沿いの道を日本海へと下って行くと、
先程ご紹介した無料駐車場が見えて来ました。
島根・琴ヶ浜と日本海
琴ヶ浜と馬路の集落の間には砂を防ぐためなのでしょう、
延々と金属製の壁が連なっているのですがそれでも、
この駐車場も浜沿いの道も砂にまみれています。
おや、こんな看板がありますよ(・∀・)
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「琴ヶ浜は日本三大鳴り砂の一つで、
日本の音百選・渚百選にも指定されています」
マ、マジ!琴ヶ浜、密かに凄いではないですか!
あと、ここでは何気に、
「鳴き砂(なきすな)」ではなく、
「鳴り砂(なりすな)」と呼ばれているのですね。
日本三大鳴り砂とは ‼
︎期待が高まります(^_^)
で、浜に出ると、
ジャジャーン!
こんな感じ。
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馬路の駅から集落を抜けて…。
次第次第に大きく聞こえて来ていた波の音、
そして白波を立てた日本海がドドッと真近に迫ります。
結構風が強いです。
花火とか絶対火をつけられない、
髪型バッチリ決めて来た人なら崩れが気になっちゃう感じ。
浜に降りてみると、
表面の砂がサラサラと流されて風紋が出来ています。
![](https://nekkonone55.com/wp-content/uploads/2021/03/76DF237E-A84E-4347-AFFB-8FE83869DF21.jpeg)
鳴り砂 (鳴き砂) の鳴らし方
さて、いよいよキュッキュッ言わせてみますか。
「グッグッグッ」
アレ!?イメージしてるのと違う?
実は琴ヶ浜、何処でも砂が鳴る訳でもないようです。
しばし、かかとに体重をかけるようにして、
あちこち歩き回ります。
先ほどの看板には、波打ち際の乾いた所が良い
とあったので、それらしき所に行って、えい!えい!
「キュッキュッ」
オッ!?
︎何か聞こえた?
さらに注意深く、辺りを踏みしめると、
「キュッキュッ」
オ〜、ここではないか!と踏みしめるほど、
「キュッキュッ」
しっかり聞こえるようになって来ましたよ。
だんだんとコツも分かって来ると、
(足の裏、或いは手の親指の付け根あたりで
砂の表面を押し付けるようにこする)
「キュッキュッ、キュッキュッ」
実際の音はこんな感じです
鳴き砂(鳴り砂)って、どうして鳴るんだろう?
その音の主は石英(せきえい)。
無色透明で成長すると水晶(すいしょう)になるあの石英です。
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その石英の小さな小さなつぶつぶが互いに擦れ合う時、
「キュッキュッ」と鳴るのだそうです。
でも石英の粒があれば必ず鳴る訳ではなくて…。
・石英が豊富に含まれている。
(文献によって多少のバラつきがありますが、
各地の鳴り砂の浜の石英含有率はだいたい60%以上)
・粒の大きさが均一
・粒に丸みがある
・表面が汚れていない
(鳴き砂は環境汚染の影響を受けやすい。
その存在は自然環境が美しく保たれている指標と言われている)
色々な条件が重なって初めて聞こえてくる「キュッキュッ」。
豊かな自然に、
保全に携わってくださっている方々に感謝です(≧∀≦)
さて今回は、鳴り砂の浜「琴ヶ浜」をご紹介しました。
いかがでしたでしょうか?
ノスタルジックな風景と豊かな自然、
日本海の波の音に癒されてみるのも良きかと^ ^
本文中紹介しきれなかった旅のスナップ写真を、
ショートムービーにしてみました。
よろしければご覧になってくださいね。
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