カキは好きですか?
おっと、カキって海で獲れる「牡蠣」じゃなくって、
木になる「柿」の方ね^^
どちらかと言うと、
柿に対する評価が低かったんです、nobu☆的には。
果物界の2軍って言うか、補欠って言うか。
桃とか、メロンとか、マンゴーみたいに高級感に欠ける気がするし、
パイナップルやバナナみたいにトロピカルな華やかさも無い…。
あっ!これ、あくまでもの超個人的な見解です(‘◇’)ゞ
デザートやおやつに柿が出て来ると、
「あ〜、柿ねぇ、どうもどうも(^_^*)」
って感じで、あまり喜ぶことがなかったもんです。
ところが!ところがです!
島根に来て、イズモニの柿に対するイメージが変わったんです。
と言う事で、島根の美味しい「柿」のお話です。
島根にお越しの際は是非ご賞味ください^^
では始まり始まり♪
西条柿に出逢って
島根県で栽培出荷されている柿、
それは主に西条柿(さいじょうがき)と言う品種で、
秋、スーパーマーケットに並ぶのは、この西条柿が主流です。
以前、関西で暮らしていたことのあるnobu☆にとって、
柿と言えば富有柿(ふゆうがき)でした。
全国で栽培出荷されている柿のおよそ1/4は富有柿。
ちなみに日本一の柿の産地は和歌山県で、
主に富有柿が栽培されている。
西条柿と富有柿、食べ比べると…
これはnobu☆の私的感想ですが、両者の差は歯ごたえに顕著かと。
例えるなら、
富有柿がリンゴとすれば、西条柿はモモ。
富有柿が梨とすれば、西条柿は西洋梨。
富有柿に比べて、西条柿はジャブッ、グニャ。
柔らかで、口の中でつぶれ易く、より甘く感じられる。
(充分に熟れた富有柿も柔らかで甘みが強くなりますが)
西条柿は、柿ピューレとかを作るのには適してるんじゃないでしょうか?
西条柿って…、実は渋くて美味しくない!?
子どもの頃、学校の帰り道に柿の木がありました。
秋になるとたわわに実がなって、なんか美味しそうに見えるんですよね。
で、それを取ってガブリと食べてみると、
「うえっ(>人<;)、マズい」
渋くて渋くて、とても食べられたものじゃなかった。
以来、道端の柿を不用意に取って食べることはなくなったんですが。
いや、道端に生えてる柿、きっと誰かの所有物なはずで、
そもそも勝手に取っちゃダメですよね。
でね、柿ってそんな感じの渋柿ってあるでしょ。
口の中でザラッと言うか、シュワと言うか独特の「渋(しぶ)」のあるヤツ。
甘い柿と渋柿、その差って何だ?
nobu☆、ちょっと調べてみました、そうしたら…。
完全甘柿?不完全渋柿?
柿は大きく分けると、4つの品種があります。
・渋が一切無い完全甘柿
・渋が実の中心部、種の周りにある不完全甘柿と不完全渋柿
(この2つの区別は微妙らしい)
・実の全体に渋が回っている完全渋柿
世間一般に広く流通している富有柿は品種的には完全甘柿。
これは果肉に一切渋がない。そのまま食べても甘い柿なのだそうです。
では西条柿は?
西条柿は不完全渋柿と言って、実の中心部、種の
周辺に渋があるので、処理をして渋をなくす必要があります。
渋を無くす処理って?
どうやって渋を無くすの?
その処理の一つが、昔ながらの干し柿です。
干し柿を作ろう!!
今回は、中国地方で広く栽培され、島根県の特産で
もある西条柿(さいじょうがき)で干し柿を
作ってみようと思います٩(^‿^)۶
ちなみに、島根県のスーパーマーケットで、普通に売っている生食用の西条柿は、
処理され渋の抜かれたもので、「西条柿(あわせ柿)」と呼ばれています。
だいたい、一個100円前後。
(これらの西条柿は、二酸化炭素の充満した密閉空間で、
およそ4日間置いて渋を抜くと言う処理が行なわれているらしい)
一方、一袋5kg(50~60個)とか10kg(100~120個)入
りで売られている西条柿があります。
これは、未だ渋の抜かれていない西条柿で、吊し柿に使うもの(^_−)−☆
我が家では晩秋の楽しみとして吊し柿を作っています。
1…一つ一つ皮を剥く。
40~50個と剥くと、手が渋で黒くなって来る。
そのままにしておくと手が痒くなるから剥き終わったら良く手を洗いましょう。
2…剥き終えた柿をビニール紐に引っ掛ける。
一本の紐に8~10個、各々の柿が当たらない位の間隔にして。
(スーパーなどで売ってる干し柿用の西条柿は、
ビニール紐にひっ掛けやすいように、ヘタと
枝でTの字になるように切ってくれてある)
3…これを除湿機をかけて部屋干したり、天気が良ければ、
風通しの良い軒下に掛けたりして乾かす。
4…およそ2週間で出来上がり\(^o^)/
西条柿の干し柿は、モッチリして、甘みたっぷり!
まるで和菓子?羊羹(ようかん)みたいに美味いです(*≧∀≦*)
元々、干し柿が好きではなかったnobu☆も、
お茶受けに食べるようになりました。
nobu☆の知人には、一日に、6つ7つと食べるヘビーユーザーもいる、
結構ハマる逸品です。
日本の秋の風景を彩り、とても身近な果物、柿。
実は地域によって、いろんな種類があるんですねぇ。
その土地土地の柿を食べ比べるのも面白そう。
しまねの西条柿に出逢ってそう思うnobu☆であった、
ベンベン♪
今日も最後まで付き合ってくれて有難う御座います、
それじゃまた、お元気で^ ^
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