名言の宝庫!星の王子さまを英語で読んでみると

英語で味わう名言

What I’m looking at is only a shell. What’s most important is invisible ….

ボクが見ているのはほんの表面に過ぎない。
本当に大切なものは目に見えないんだ…。

サンテグジュベリの名作「星の王子さま」に出てくる有名なセリフです。

「物」の時代から「心」の時代へ

と言われる現代を先取りするようなこの名言。
物欲まみれの私のハートにグサッ‼と刺さる〜。グフッ(>人<;)

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【星の王子さまとヒツジの絵】

こんにちはっ!
nobu☆です(^ν^)

目に見えないことを感じたり思いやったり…。
「心」の大切さについて考えさせられる名言ありまくり、
今回は星の王子さまの名場面を英語で振り返ってみましょう^ ^

主人公は飛行機のパイロット。
ある時、彼の操縦する飛行機は遭難、
サハラ砂漠に不時着してしまいます。

いや〜、ヤバいですね〜。
早く飛行機を修理してここから脱出しないと…。

そんな時、主人公のパイロットは
どこからともなく現れた少年から声をかけられます。

Draw me a sheep.”

ヒツジの絵を描いて

この子はどうして砂漠に居る?どうしてヒツジ?
不思議な心地がしながらも…。

So then I made a drawing.
He looked at it carefully, and then said,

そこでわたしは描いてやった。
男の子はそれをマジマジと眺めてこう言った

“No. This one is already
quite sick. Make another.”

「違うよ。このヒツジは病気で弱ってる、他のを描いて」

I made another drawing.
My friend gave me a kind, indulgent smile.

わたしはもう一枚、ヒツジの絵を描いてみせた。
男の子は優しく寛大な微笑みを浮かべた

“You can see for yourself… that’s not a sheep,
it’s a ram. It has horns

「よ〜く見て、これは普通のヒツジじゃないよ。
 牡ヒツジだ。ツノがあるもの」

So I made my third drawing, but it was rejected,
like the others.

と言うわけでわたしはさらにもう一枚描いたんだけど、
他の2枚同様にダメだった。

“This one’s too old.
I want a sheep that will live a long time.”

「これは年寄りすぎるよ。
 ボクは長生きしそうなヒツジが欲しいんだけど」

So then, impatiently, since I was
in a hurry to start work on my engine,
I scribbled this drawing, and added,

急いでエンジンを修理し始めたかったんだけれど…。
わたしは堪えてこんな絵をパパって書き上げ、こう付け加えた。

“This is just the crate. The sheep you want is inside.”

「これ、木箱ね。この中に君の欲しいヒツジがいるよ」

But I was amazed to see my young critic’s face light up.

でも驚いたことに、この小さな批評家の顔がパッと明るくなった。

“That’s just the kind I wanted!”

「これこれ、ボクの欲しかったのはこのヒツジなんだよ」

「えっ、マジですか‼
 これ、ただの箱の絵なんですけど?」

パイロットはそんな風に思ったのでは。
それでも星の王子さまはその木箱の中に自分の求めるヒツジを感じていた?

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【英語で味わう星の王子さま 大切なものは】

星の王子さまの中には、
「見えないものを感じる」ことについての名言がたくさんあります。例えば、

The stars are beautiful because of a flower you don’t see.

星たちが綺麗なのは、見えない花がそこにあるから

What makes the desert beautiful, is that it hides a well somewhere …

砂漠が綺麗に見えるのは、そのどこかに井戸を隠しているから

Whether it is a house or the stars or the desert,
what makes them beautiful is invisible!

家も星も、砂漠だって。
みんなを美しくしているものは目に見えないんだ。

物語の後半、いよいよ飲水がなくなったパイロットと星の王子さまは、
井戸を探して砂漠を彷徨います。

やがて井戸が見つかり、その水で喉を潤しながら
星の王子さまはこう言います。

“People where you live, grow five thousand roses in one garden…
Yet they don’t find what they’re looking for…”

「この星の人たちはお庭に5000のバラを育てている。
 だけど誰も本当の探し物を見つけることは出来ないでいる」

“And yet what they’re looking for could be found
in a single rose, or a little water…”

「みんなの探しているものは、
 本当はバラ一輪の中に、少しの水の中にあるのかも知れないね」

“But eyes are blind.
You have to look with the heart.”

「でも目では見えない。
 心で観なきゃダメなんだ」

【心で観ること 星の王子さまの感想に代えて】

Eyes are blind.
You have to look with the heart.

目では見えない。
心で観なきゃダメなんだ。

心で観る、それは「心眼 (mind’s eye)」と表現されることも。

目や耳、言葉だけでは分からないことを、
推しはかって、感じて、その本質を理解すること。

何だか分からないけどワクワクしたり、悲しくなったり。
絵画や旅先の景色に、音楽を聴いた時に心が熱くなったり。
その人と一緒にいるだけで心が安らかになったり。

実はわたしたちも色んな場面で、
「心」で感じていることってありますよね。

星の王子さまを読んでいると、
そんなわたしたちの日常感じているものを改めて気付かされます。

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