星の王子さまは自分の星に帰ることにします。
地球に来て最初に出会った生き物、一匹の「ヘビ」が、
「オレは触れた者を皆んな、元の土に戻してやることが出来るんだ。
お前がもし故郷の星に帰りたくなったら俺のところに来な」
そう言っていたから、自分の星がちょうど頭上にやって来る日、
王子さまが地球に来てちょうど一年経つ日の夜、
王子さまはヘビに会いに行くと言うのです。
星の王子さまとヘビ
こんにちは!
nobu ☆です。
英語で「星の王子さま」の名言を味わうシリーズ第三弾!
いよいよ物語も終盤、
ヤバいことになって来ました。
ヘビが故郷の星に返してくれるって?
それって普通にヘビに咬まれて毒のせいで死んじゃうってことだよね⁉
って思いません?ですよね。
だけど星の王子さまの決意は固く、もう止めることは出来なさそう。
主人公のパイロットに、星の王子さまは言います。
At night, you’ll look up at the stars. It’s too small,
where I live, for me to show you where my star is.
夜には星を見上げてね。ボクの住んでる星は小さすぎて、
どこにあるのか上手く言えないんだけど。
It’s better that way. My star will be… one of the stars, for
you. So you’ll like looking at all of them.
その方が良いんだ。
ボクの星は…、君にとっては、あの星たちのうちのどれか一つ。
そうすれば、君はあの星たち全部を見るのが好きになるでしょ。
They’ll all be your friends. And besides,
I have a present for you.
星たちは皆んな君の友達さ。
もう一つ君にプレゼントを上げよう。
そう言って星の王子さまは笑います。
星の王子さまからのプレゼント
王子さまの笑い声を聞いてパイロットが言います。
Ah, little fellow,
I love hearing that laugh !
あぁ小さな友達よ、
ボクはキミの笑い声を聞くのが好きなんだ!
もうすぐ星の王子さまはヘビのところに行く、
そうしたらこの大好きな笑い声も聴けなくなる、
星の王子さまとお別れしなきゃならなくなる…。
自分のことを愛してくれている、
パイロットの思いを感じて星の王子さまは続けます。
That’ll be my present.
そう、これがボクからのプレゼントだよ。
People have stars, but they aren’t the same.
For travelers, the stars are guides. For other people,
they’re nothing but tiny lights.
人は皆んな星を持ってるんだ。でもそれはどれも同じじゃない。
旅行する人にとって星はガイドになる。
他の人達にはちっぽけな光に過ぎないけど。
And for still others, for scholars, they’re problems.
For my businessman, they were gold.
他にも例えば学者にとっては星は研究対象さ。
(ボクが以前出会った)実業家には星は金だった。
But all those stars are silent stars. You, though,
you’ll have stars like nobody else.
だけど星たちは黙っている。
そして君には他の誰のとも違う星がある。
When you look up at the sky at night,
I’ll be living on one of them.
夜、空を見上げたら、
その中の1つにボクがいるんだよ。
I’ll be laughing on one of them,
for you it’ll be as if all the stars are laughing.
You’ll have stars that can laugh!
ボクはそこで笑ってる。
君にはまるで全ての星が笑ってるみたいになる。
君へのプレゼントは笑っている星たちだ!
プレゼントの名言
後日、主人公のパイロットはこの出来事を振り返りながら、
「夜、星々の笑い声に耳を澄ませるのが好きになった」
と、語っています。
星の王子さまのプレゼントは、
ちゃんとパイロットに届いたんですね^ ^
The greatest gift that you can give to others
is the gift of unconditional love and acceptance.
(Brian Tracy)
「誰かにあげられる最高のギフトは、無償の愛と受け入れである」
(ブライアントレーシー:カナダ出身、アメリカで活躍する講演家、実業家)
プレゼントをもらうとつい、
「使えるか?」とか「美味しいか?」と考える。
プレゼントをあげる時にはつい、
「笑顔がみたい!喜んで欲しい!」と考えてしまう。
星の王子さまのようなプレゼントを、
パイロットのような心で受け取れる、
わたしもそんな人になりたいものだ(*≧∀≦*)
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