「山陰は日本のパ・リーグだ」
学生時代、旅好きな友人が、
山陰を旅した際に放った一言。
パ・リーグって?
最近はそうではないでしょうが以前は、
読売ジャイアンツ(巨人)や阪神タイガースなど、
人気チームが所属するセ・リーグは脚光を浴び。
西武ライオンズやロッテマリーンズなどが所属するパ・リーグは、
実力はあるのに人気がいまひとつ、なんだか日蔭者みたいなイメージがありました。
サッカーなら、J1に対するJ2みたいな。う〜ん、分かります?
北斗神拳と北斗琉拳の立ち位置の差みたいな。
例えが段々怪しくなって来てる気が(*^^*)
要するにパ・リーグと言うことで、
「脚光を浴びてない、目立たない、地味」
そう言いたかったのだと思います。
確かに鳥取、島根で人口の少ない県ワンツー決めちゃってるし、
人口密度の低さでは鳥取が37位、島根43位。(2020年)
あまり規模の大きな街がない。
新幹線が走ってないのは仕方ないとして、
大動脈のJR山陰本線はほとんどが単線非電化。
山陰自動車道はいつになったら全通するのやら。
曇りがち、雨がちな天気→島根県が美肌県でしばしば一位になるのはこのため?
今回はそんな日本のパ・リーグ?
山陰地方にある島根県にnobu☆が移住して良かったなぁと思うこと、
つれづれにご紹介して参ります^ ^
島根移住のメリット① 以外に生活が便利
こんにちは!
nobu☆です^ ^
nobu☆が島根に来る時、少し不安に思っていたこと、それは。
「買い物とかどこでするんだろう?」
ってこと。これめっちゃ重要ですよね(゜o゜)
都会に住んでると、
コンビニだってスーパーマーケットだって直ぐ近くにある。
TSUTAYAの様なレンタルDVD屋さん、本屋さん、
映画館、博物館、美術館、ホームセンター…。
色んな便利なものがとても身近にありますよね
移住前のnobu☆にとって、
そんな都会なら普通に享受出来るものが島根にあるんだろうか?
マジでそう思っていました(^_^*)
そんな一抹の不安を抱きつつ島根県松江市に来たのですが。
ちゃんとありました!
都会ほどの密度ではないけれど。
いや、土地が安いからでしょうか?
ホームセンターとか都会よりフロアが大きくて品揃えが良いです!
島根移住のメリット② 自然に恵まれている
島根と言うと何が思い浮かぶでしょうか?
シンキングターイム!チッチッチッチ(時計の音のつもり^ ^)
…
…
…
どうでしょうか? えっ、なになに。出雲大社?
ピンポーン!そうですねぇ。他には?
石見銀山!おぉ、素晴らしい。他には?
「島根か鳥取か分からないけどそこら辺に行きました」
と言うチョコレートパイのお土産があるのですが、
島根、影が薄いかもですねぇ。
そんな島根に豊富にあるもの、それは自然!
えっ、それって田舎ってことだよねー?
いやいやもちろんそうなんですけれども〜。
都会に住んでるとハイキングやピクニックに行こうとすると、
電車に乗って遠路お出掛けしなきゃならなかったりするじゃないですか?
その点、島根なら玄関開けたらすぐ田園!みたいな。
県庁所在地で島根県内随一の都会、松江でもそんな感じです。
「日本の夕日100選」に選ばれるほど景色も良い宍道湖(しんじこ)、
その沿岸にある公園でホッと一息するのも心地良いです^ ^
県土が日本海に沿って東西に長く伸びているので、
「海みたいなぁ〜」
って時もちょっと出掛ければ美しい日本海が見られちゃいます。
そのまま連絡船に乗って日本海に出れば隠岐の島が。
ここの景色はもう!
荒涼としていて、ここはアイルランドかどっかですか?
って思えるほど日本離れした絶景が広がっています。
島根移住のメリット③ 島根の海は美味いものだらけ
よく関東に比べて関西の味付けは薄味と言われますが、
山陰の味付けはさらに薄味ではないでしょうか。
例えば、おぜんざいの味が。
nobu☆が子供の頃、友達のお母さんが鳥取出身だったのですが、
その家で頂くおぜんざいが甘くなかった、いや正確には甘味が少なかった。
今、妻が振る舞ってくれるおぜんざいの味がまさにそれ!
甘みが絶妙に控えめ。小豆本来の甘みが感じられるって感じ。
この傾向は煮物料理に顕著かと。
味付けの好みは人それぞれ、初めて食べると薄く感じられるかも知れませんが、
調味料の味より素材の味をしっかり楽しめる、
それが島根の料理では無いかと思います。
そんな島根県は特に海の幸が豊富に頂けます。
日本海で採れた新鮮な魚介類が普通にスーパーの店頭に並び、しかもお安い!
例えば、
こちらの記事で紹介した紅ズワイガニなんてマジですか⁉ってお値段。他にも、
スズキ
nobu☆が日本海沿いの小さな浦に釣りに行くと、
だいたいこれの小さいヤツ(セイゴ)が釣れる。焼いたり、煮たり。
初夏には宍道湖で立派なスズキを釣ってらっしゃる釣り人の姿も。
シジミ
日本一の漁獲量を誇る宍道湖産のシジミ。シジミ汁に。
マアジ
冬場脂がのって美味い!塩焼き、南蛮漬け、お刺身に。
トビウオ(あご)
夏を代表する「県の魚」。よくお刺身で頂く。
「あご野焼き」(←トビウオのすり身で作ったちくわ)が有名。
レンコダイ(キダイ)
小ぶりの鯛で初夏が旬の高級魚で焼いて食べると美味い!
ノドグロ
煮付けが最高に美味い!
イトヒキダイ
アマダイ
アナゴ
…
魚好きには島根の海の幸は堪りません!
島根移住のメリット④ 人が良い
NHKのEダンスアカデミー(EXILEのÜSAさんとTETSUYAさんの出てる番組)。
この番組の中では視聴者が自分たちのダンスを動画で応募、
披露するコーナーがあるのですが、なんと島根県。
全国一応募が少ないらしく、わざわざに番組が島根に来て、
色んな方々とダンスコラボをする企画がありました。
全国一応募が少ない?
これは県内の人口が全国で2番目に少ないおよそ80万人、
(人口参考:東京世田谷区約94万人、大阪府堺市82万7千人、新潟県新潟市79万5千人)
と言うことも関係しているかも知れませんが。
そもそも少々大人しめ、控えめな方が多いのかと。
島根の方は初めはとっつき難いかも知れませんが、
付き合ってみると気さくにお話ししてくれる、そんな印象があります。
nobu☆は観光業で働いており、
全国の観光客の方々とお話をすることが多いのですが、
「島根の人はみんな優しいですねぇ」
とよく言われます。
nobu☆もそう思います。特に女性が。
大和撫子と言う言葉は、島根の女性にぴったりな気がします。
心優しく控えめだけど、芯はしっかりしているみたいな。
島根移住のデメリット? 冬のお天気が…
「怪談」の作者で有名な小泉八雲(ラフカディオハーン)。
彼は松江をとても気に入っていたようですが、
冬の寒さは苦手としていたそうです。
冬場の島根県は天気が悪い!
曇ってるか、雨降ってるか、雪降ってるか、
太陽が見えるとおひさまお久しぶりです!って思ってしまいます。
まぁ、これは島根に限ったことではなくて、
日本海沿いの地域はどこもそうですね。
nobu☆の上司で山形県出身の方曰く、
「島根の気候風土は山形に似てる気がして親しみが湧くんだよね。
冬の天気の悪さもよく似てるし。
ただ山形ほど雪は降らないからまだ過ごし易いかな。
将来的には島根に住み続けようかと思うよ」
と仰っていました。
確かに北陸地方や東北の日本海側の地域ほど降雪量が多くない島根、
(広島県との県境付近、山間部は豪雪地帯の指定を受けていますが)
冬の日照時間の少なさ以外は良いかもですね。
何気に地震も少ないし。
島根移住のデメリット 公共交通機関が不便
これまで見て来たように、思いのほか不便さを感じない島根移住生活ですが、
数少ないデメリットは交通の便が良くないこと。
これは多くの田舎、地方が抱えている問題かも知れませんね。
電車の本数が1時間に一本みたいなのは当たり前だし、
松江市や出雲市など大きな街ならそれなりにバスもあるにはありますが、
ちょっと山間部、田舎に入っていくともう公共交通機関が壊滅的です。
で、県民の多くは車に乗るわけで。
一家に一台と言うより一人一台と言う感じ。
18才になるとすぐに免許を取る、
免許持ってないと会社に行くのも大変みたいなことに。
ニュースで高齢者の免許返納の話題が取り上げられることがありますが、
島根のような地方では高齢者になっても自動車に乗らないと、
身動き取れないようなことになってしまう。
鉄道もバスもない、車の運転も不安、
車に乗せて貰おうにも子どもたちも近くに居ない。そうなると。
nobu☆の知り合いのご年配のご夫妻のことですが、
70才を超えたのを機に山間部のご自宅を売却、
松江市内のマンションに住み替えられたと言うケースもあります。
あとがき
さて今回は島根に移住して感じる、
超個人的島根移住のメリット・デメリットの触れてみました。
住めば都と言いますが、
いざ住んでみるとデメリットも含めて島根に愛着が湧いてくるnobu ☆です。
最後まで読んで頂き有難う御座います。
それではまた、お元気で(^ν^)
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